
オーストリッチの買取価格はどのくらい?特徴や高価買取のポイントについてご紹介!
高級素材として知られる「オーストリッチ(ダチョウ革)」。独特の凹凸のある表情や、しなやかで丈夫な質感から、長年にわたりバッグや財布などの高級レザーアイテムに使われてきました。しかし近年では「オーストリッチは売れないのでは?」という声もちらほら聞かれるようになっています。今回は、オーストリッチ製品の特徴や買取相場、高価買取のためのポイントなどを詳しくご紹介いたします。
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オーストリッチは売れない?その背景とは
「昔は高級品だったオーストリッチのバッグも、今では買取価格が下がっている」という話を耳にしたことがある方も多いかもしれません。たしかに現在、オーストリッチ製品の一部は以前ほどの高値が付きにくくなっています。
その背景には、かつては希少だったオーストリッチの革が、技術の向上によって安定して供給できるようになったという点があります。昔は原皮の入手や加工が難しく、限られたブランドしか使えなかったため非常に高価でしたが、近年では比較的多くのメーカーが製品を展開するようになり、一定の流通量を持つ素材になりました。
とはいえ、状態が良く、人気ブランドの製品であれば今でも高価買取が期待できます。
オーストリッチ製品の価値を左右する「JRA」とは?
日本国内で流通しているオーストリッチ製品には「JRAマーク」が付けられているものがあります。JRAとは「一般社団法人 日本皮革産業連合会」のことで、JRAマークは日本国内で製造された高品質な革製品に付与される信頼の証です。
JRAマークがある製品は「国産」「丁寧な縫製」「高品質な素材」が保証されており、買取市場でも評価される傾向があります。ただし、JRAマークが付いているからといって、必ずしも高額買取が保証されるわけではありません。やはり、デザインの古さやブランド力、製品の状態などが査定額に大きく影響します。
ブランド力が査定価格に大きく影響
オーストリッチ製品に限らず、レザーアイテムの買取価格において最も大きな影響を与えるのが「ブランド」です。同じ素材であっても、ノーブランドの製品と、名のあるブランドの製品では数倍以上の査定額の差が出ることも珍しくありません。
特にオーストリッチは高級素材であるため、ブランドのネームバリューがその価値を引き上げる要素になります。
高価買取が期待できるブランドは?
オーストリッチの製品の中でも、下記に紹介するブランドは特に高価買取が期待できる傾向があります:
- エルメス(Hermès)
特にケリーやバーキンなどのオーストリッチ素材のバッグは希少価値が高く、多少の使用感があっても数十万円以上の査定が付くこともあります。 - シャネル(CHANEL)
オーストリッチを使ったクラシックラインのバッグは海外でも人気があります。状態次第で高額買取が可能です。 - **グッチ(GUCCI)やロエベ(LOEWE)**などの老舗ブランドにも、オーストリッチを使った商品を展開しています。これらは特に中古市場で注目されています。
- 日本の老舗ブランド(大峡製鞄など)
JRAマーク付きで、状態の良いものは安定した需要があります。
高く売るためのポイント
高価買取を狙うためには、以下のポイントにも気を配りましょう:
- 保管状態:変色、型崩れ、カビなどがあるとマイナス評価になります。長期で保管する場合には風通しの良い場所で保管しましょう。
- 付属品の有無:保存袋、ギャランティーカード、箱などがあると査定額アップの可能性があります。
- 流行をチェック:トレンドに合ったデザインやカラーは評価されやすいです。逆に、極端に古いデザインは減額対象となることも。
- 早めに売る:天然素材は経年劣化のリスクがあります。素材の劣化を防ぐためにも、使わなくなったら早めに査定に出すのがベストです。
まとめ
オーストリッチ製品は、その独特な風合いや高級感で多くの人に愛されてきました。流通量が増えたとはいえ、状態が良く、人気ブランドのものであれば高価買取も十分に期待できます。
JRAマークの有無、ブランド力、保管状態、付属品の有無など、いくつかのポイントを意識するだけで査定額が大きく変わることもありますので、ぜひ一度お持ちのオーストリッチアイテムを見直してみてはいかがでしょうか?