
宝石の種類と買取についてご紹介!色石(カラーストーン)の買取の注意点とは?
「宝石」と聞いて、まず思い浮かべるのはダイヤモンドかもしれません。しかし、赤・青・緑など多彩なカラーを持つ“色石(カラーストーン)”も、世界中のジュエリーファンに愛されている宝石のひとつです。
今回は、色石とは何か、代表的な種類や買取の際の注意点についてご紹介します。お手元に眠っている色石があれば、ぜひ参考にしてみてください。
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色石(カラーストーン)とは?
色石とは、その名のとおり「色のある宝石」の総称で、別名“カラーストーン”とも呼ばれます。自然界で長い年月をかけて生成された天然石が中心ですが、近年では人工的に作られたものも存在します。
宝石としての価値が高い色石は、色の美しさだけでなく、希少性・硬度・透明度などが重要視され、ダイヤモンドとは異なる評価軸でその価値が見極められます。
色石の主な種類と特徴(色別)
■ 赤系
- ルビー(コランダム):希少性が高く、ダイヤモンドよりも高価になることも。最高級品は「ピジョン・ブラッド」と呼ばれます。
- ルベライト(トルマリン):ルビーに似た赤色を持つ宝石。歴史上の“ルビー”が実はルベライトだった例も。
- ガーネット:ざくろ石とも呼ばれる、濃い赤色が特徴。
- スピネル:かつてはルビーと混同されていた宝石。透明度の高い赤色が魅力。
- コーラル:サンゴ由来の宝石。オレンジがかった赤色で人気。
■ 青系・紫系
- サファイア(コランダム):ルビーと同じ鉱物で、こちらは青色。ミャンマー産などが高評価。
- アクアマリン(ベリル):透明感のある青色で、3月の誕生石。
- パライバトルマリン:蛍光ブルーが特徴。非常に希少で高額取引される宝石の一つ。
- アメジスト:紫色の水晶で、2月の誕生石。比較的入手しやすい。
■ 緑系
- エメラルド(ベリル):古代から珍重された緑の宝石。インクルージョンが多いが、それも個性とされる。
- ペリドット:黄緑色が特徴で、夜でも光る性質があります。
- ヒスイ(ジェイド):日本でも馴染み深い緑の宝石で、硬度と耐久性に優れます。
■ 黄系・オレンジ系
- トパーズ:太陽を象徴する宝石。黄色〜オレンジ系が一般的。
- シトリン:淡いレモンイエローの水晶。比較的お手頃価格の色石です。
色石の買取がダイヤモンドより難しい理由
ダイヤモンドには国際的な評価基準「4C(カラット・カラー・カット・クラリティ)」があり、価値の判断がある程度明確に行えます。
一方で、色石にはそのような統一基準が存在しないため、査定士の経験や専門知識に依存する部分が大きくなります。
さらに、
- 同じ種類でも産地によって価値が異なる
- 人工石や着色石が多く混在している
- カットや内包物の違いで評価が大きく変わる
といった事情から、色石の買取には慎重な鑑定が求められます。
そのため、お店によっては「色石の買取を行っていない」場合や、「一律の低価格査定しか対応できない」ケースもあるため、専門性のある宝石買取店を選ぶことが重要です。
高価買取が期待できる人気の色石
買取市場でも特に評価が高いのが以下のような宝石です。
- ルビー:透明度が高く、濃い赤のものは特に高額。
- サファイア:ロイヤルブルーなど、深みのある色が高評価。
- エメラルド:インクルージョンが少ないものは希少。
- パライバトルマリン:世界三大希少石。色が鮮やかであればあるほど高額。
- アレキサンドライト:光によって色が変わる特性があり、希少性が高い。
- 翡翠(ヒスイ):美しい緑色と半透明の質感が評価されます。
- 珊瑚・琥珀・真珠などの有機宝石:状態が良ければ高額査定になることも。
色石を高く売るためのポイント
- 鑑別書・鑑定書があれば一緒に提出
第三者機関が発行した鑑定書があると、価値の証明になり評価が上がる可能性があります。 - 宝石の状態をチェック
傷や欠けが少なく、研磨状態が良いものは高く評価されやすいです。 - 買取実績が豊富な専門店を選ぶ
色石は専門知識が必要なため、取り扱いに慣れた店舗に依頼することが大切です。
まとめ
色石(カラーストーン)は、ダイヤモンドに並んで人気のある宝石ジャンルですが、種類が多く、価値の判断が難しいという特徴も持ちます。
希少性や色合い、透明度などが高ければ高価買取の可能性もあるため、お手元の色石ジュエリーが気になる方は、まずは専門店での無料査定を受けてみてはいかがでしょうか?