NIKONとはどんなブランド?ブランドの歴史や特徴、新旧の人気機種についてご紹介!

カメラ好きであれば一度は耳にしたことがある「NIKON(ニコン)」。その名を聞いただけで、高品質・高性能のイメージを抱く方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなニコンというブランドの歴史や魅力、そして新旧の人気機種について詳しくご紹介いたします。


ニコンの歩み|精密光学機器のパイオニア

ニコンは、1917年に日本光学工業株式会社として創業されました。当初は光学機器全般を手がける企業としてスタートし、望遠鏡や顕微鏡、双眼鏡といった製品の製造を中心に展開していました。

1948年に、初の35mm判レンジファインダーカメラ「ニコンI型」を発売。このカメラが海外の報道写真家たちの間で高評価を得たことから、ニコンは一気に世界的ブランドとして知られるようになりました。特に1950年代から1970年代にかけては、「F一眼レフシリーズ」がプロのカメラマンを中心に広く使用され、カメラ業界における圧倒的な存在感を確立しました。


ニコンの特徴|信頼性と耐久性の高さ

ニコンの製品に共通する特徴は、何と言っても耐久性と堅牢性の高さです。過酷な環境でも正確に動作するように設計されており、報道・戦場・極地調査など、極限状況下での使用にも耐えられる点がプロからも支持される理由の一つです。

また、レンズに関しても非常に高い評価を受けており、自社で光学ガラスの製造から行うなど、徹底した品質管理のもとで製品づくりがなされています。「NIKKOR(ニッコール)」という名称で展開されているレンズ群は、その解像力と美しいボケ味で多くの写真家を魅了してきました。


懐かしの名機から最新モデルまで|人気のニコンカメラを一挙紹介!

フィルム時代の名機たち

ニコンの代名詞といえるのが、1960年代から2000年代初頭にかけて展開された「Fシリーズ」です。中でも初代のNikon F(1959年発売)は、日本初の本格的な一眼レフとして歴史に名を刻んでいます。

その後継機であるF2、F3、F4、F5、F6にかけて、プロフェッショナルモデルとして洗練され続けました。F3は特に根強い人気があり、今なお中古市場で高値がつけられることもあります。

さらに、コンパクトフィルムカメラの「Nikon 35Ti」や「Nikon L35AF」なども、レトロなデザインと描写力の高さからコレクターの間で人気を博しています。

デジタル時代の主力機種

デジタル時代に突入してからは、「Dシリーズ」がニコンの中心ラインとなりました。D70、D200、D300、D700といったモデルは、アマチュアからハイアマチュア、プロまで幅広く支持されました。

中でもD850は、高画素と高速連写の両立という難しい課題をクリアした傑作として、今なお現役のプロの間でも使用されています。

一方で、ミラーレス時代の流れにも対応し、Zシリーズが登場。Z6、Z7、Z9といったフルサイズミラーレス機は、ニコンの技術力の集大成ともいえる存在です。Z9はメカシャッターを廃止し、完全電子シャッターでの撮影を実現するなど、業界でも話題になりました。


ニコン製品を売るときの注意点

ニコンのカメラやレンズは、状態が良ければ中古市場でも高く評価されます。特にフィルム時代のFシリーズや、ニッコールレンズは根強い人気があり、高額買取の対象になることもあります。

一方で、以下のような点には注意が必要です:

  • 外装のキズやヘコミがあると査定が下がる可能性があります。
  • シャッターの動作やファインダーの状態は必ず確認しましょう。
  • オートフォーカスの異常液晶の表示不良なども減額要因となります。
  • 元箱・取扱説明書・付属品が揃っているとプラス査定されやすくなります。

また、デジタル一眼やミラーレスモデルの場合は、シャッター回数センサーのクリーニング状態も査定に影響しますので、事前にチェックしておくと安心です。


まとめ|ニコンは今なお世界に誇るカメラブランド

100年以上の歴史を持ち、フィルムからデジタル、さらにはミラーレスまで進化を続けてきたNIKON(ニコン)。その優れた光学技術と堅牢性は、今も多くの写真家やカメラ愛好家たちを魅了し続けています。

もし使わなくなったニコンのカメラやレンズがあるなら、現在の相場やモデルの人気度によっては高値での買取も期待できます。コレクション整理や買い替えのタイミングで、一度専門店で査定を受けてみるのもおすすめです。