RADOのダイアスターとはどんな時計?歴史や特徴、人気のモデルについてご紹介!

スイスの高級時計ブランド「RADO(ラドー)」は、独自の素材開発と革新的なデザインで世界的に高い評価を受けています。その中でも、ブランドを代表するモデルとして長年愛されてきたのが「DiaStar(ダイアスター)」です。1962年に誕生したこの時計は、当時としては画期的な素材を用いた“世界初のスクラッチプルーフウォッチ”として時計史に名を刻みました。今回は、ダイアスターの歴史や特徴、人気モデルについて詳しくご紹介します。


ダイアスター誕生の歴史

1960年代初頭、それまでの腕時計はステンレススチールやゴールドを素材とするのが一般的でした。しかしRADOは「傷に強く、美しさを長く保つ時計」を作るという新しい発想をもとに、硬質メタル「タングステンカーバイド(超硬合金)」を採用。1962年に誕生したダイアスターは、この革新的素材を使った世界初の腕時計として話題を呼びました。

「ダイアスター(DiaStar)」という名前は、“Diamond(ダイヤモンド)”と“Star(星)”を組み合わせた造語で、「永遠の輝きを放つ星のような存在」を意味しています。発売当初から、堅牢性と高級感を兼ね備えた時計として、世界中の時計愛好家に注目されました。


ダイアスターの特徴

1. 傷に強いケース素材

ダイアスター最大の特徴は、耐摩耗性に優れたケース素材です。初期モデルではタングステンカーバイドが採用され、後にRADO独自の「ハイテクセラミック」へと進化。日常使用でも傷がつきにくく、長年使っても新品同様の輝きを保ちやすいのが魅力です。

2. 独特の楕円形ケースデザイン

1960年代のモデルから続く楕円形のケースは、他ブランドにはない独自性を演出。視認性の高い文字盤と滑らかなケースラインは、ダイアスターのアイコン的存在となっています。

3. 高い防水性能と精度

ダイアスターはデザイン性だけでなく、機能性にも優れています。クオーツモデルや自動巻きモデルがあり、いずれも精度の高さと防水性能を兼ね備えているため、ビジネスからカジュアルまで幅広く使えます。


人気のモデル

ダイアスター オリジナル

初代モデルのデザインを継承しつつ、ムーブメントや素材を現代的にアップデートした復刻モデル。独特の楕円ケースとミラーのような光沢が魅力で、RADOファンの間でも高い人気を誇ります。

ダイアスター セラモス

RADO独自の「セラモス」素材を採用したモデル。セラミックの軽さとメタルの輝きを兼ね備えており、着け心地の良さと高級感を両立しています。

ダイアスター オートマチック

自動巻きムーブメントを搭載したクラシック志向のモデル。視認性の高いシンプルな文字盤と日付表示機能を備え、日常使いに適しています。

ダイアスター ハイテクセラミックモデル

現代的な素材であるハイテクセラミックをケースやブレスレットに採用。軽量かつ耐傷性が高く、金属アレルギーの方にも優しい仕様です。


ダイアスターの魅力と評価

ダイアスターは、他のスイス時計ブランドが伝統的デザインや貴金属に依存していた時代に、素材の革新という全く異なるアプローチで成功を収めた稀有な存在です。特に「傷がつきにくい時計」というコンセプトは、日常使いするユーザーにとって非常に大きなメリットであり、その実用性と耐久性が長年支持され続ける理由となっています。


まとめ

RADOのダイアスターは、1962年の誕生以来、素材とデザインの革新を続けてきた唯一無二の時計です。タングステンカーバイドからハイテクセラミックへと進化しながらも、そのコンセプトは変わらず、「長く美しさを保つ時計」として多くの人々に愛されています。クラシックなデザインと最先端素材が融合したダイアスターは、日常使いはもちろん、コレクションとしても魅力的な1本です。